将来のためにもキャリアの棚卸しは大切

キャリアの棚卸しという言葉を聞いたことはあるだろうか。商品の在庫数などを調べる作業として棚卸しという言葉が使われるが、キャリアの棚卸しとはこれまで自身が携わった業務や企業について整理することである。
このキャリアの棚卸しは将来のためにも大切であるため、時間を見つけてはやっておいた方がよいだろう。

特に、転職活動の場ではキャリア棚卸しが大いに役に立つ。社会人として数年働いていると、これまでの経験から自分はどんな仕事が得意・不得意であるか、興味のある分野が何なのかが分かっているはずだが、棚卸しができていなければ具体的に言語化するのは難しい。
自分はどんな仕事が向いているのかを把握するだけでも、転職活動時の面接やエントリーシートで的確に想いを伝えられるのだ。

キャリアの棚卸しとしては、これまで自身が携わってきたプロジェクトについて明確にしてみるとよいだろう。どれだけの期間プロジェクトに関わって、自身がその中でどんな役割を担って活躍できたのか、しっかり説明できるようにしておけば企業側もその人の仕事ぶりやスキル感をより正確に把握できる。

得意分野や取得スキルをアピールするだけでなく、棚卸しによって業務内容等を詳しく語ることができれば、企業側にも熱意が伝わりやすい。
また、自身が本当にやりたい仕事を明確にして転職のミスマッチを防げるのも棚卸しのメリットである。転職活動の優位性を高めるためにも、今後のキャリアアップに向けてこれまでの経験を棚卸ししてみることが重要だ。